100年の時を経て氷の世界から解き放たれた、ハイランド・モルト・ウイスキー|マッキンレー

マッキンレー|MACKINLAY

マッキンレー社はチャールズ・マッキンレーが1815年、エジンバラ市郊外リース町でワイン商として創業しました。以来、子孫が家業を受け継ぎ、現在の社長ドナルド・マッキンレー氏で5代目。イギリスの酒造メーカーである、ホワイト&マッカイ社が同社のブランド権を所有しています。

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そのマッキンレー社が誇るウイスキーが『マッキンレー・レア・オールド・ハイランド・モルト・ウイスキー』です。1907年探検家アーネスト・シャクルトンがマッキンレーのハイランド・モルト・ウイスキーをオフィシャルスコッチに選定し、探検隊の荷物に加えました。南極大陸へ持ち込まれたウイスキーは、そのままベースキャンプ小屋の床下に埋められ、約100年もの間、氷に閉ざされていました。

100年以上の時を経て、ニュージーランドの南極歴史遺産トラストにより偶然発見され、ニュージーランドのクライストチャーチにあるカンタベリー博物館の特設冷蔵室でゆっくりと解凍され、10本が全く無傷のまま取り出されました。

2011年1月にホワイト&マッカイ社のヴィジャイ・マルヤ氏によりスコットランドへ運ばれ、インバーゴードン・スピリッツ研究所で詳細な成分分析を行いました。アルコール度数が47.3%であること、オークニー島のピートが使用されたこと、アメリカ産ホワイトオークで作られたシェリー樽で熟成されたことなどを解明しました。

その分析結果をふまえ、8年から30年の熟成年モルトをブレンドし、南極で発見されたオリジナルの香味を限りなく厳密に再現した『マッキンレー・レア・オールド・ハイランド・モルト・ウイスキー』を完成させました。その希少価値は高く、日本国内では600本数量限定の幻のレアモルトウイスキーと言われています。

このほかにオリジナルのブレンデッドウイスキー『オリジナル・マッキンレー』があり、5年ものの円熟した味と香りは繊細と優雅さを兼ね備え、名門のマッキンレー家のスタンダードとなっています。